生きていく。ただ、それだけのこと。

システムエンジニア、旅、世界を学ぶこととか、雑記ぶろぐ。世界遺産マイスターになれました。

ハルキスト?

段々と海外旅行が解禁されてきましたね。
まだ、ワクチン接種証明書だったり、帰国前には陰性証明書が必要だったりと煩わしいこともありますが。
ゴールデンウィークでは友人がタイにいってました。
いいですね。私も次の3連休あたりには弾丸でアジアにいこうと思ってます。台湾が丁度いいかな。
何の気なしに本屋でガイドブックを立ち読みしようとしたら面白い本を発見しました。

るるぶONE PIECE (JTBのMOOK)

るるぶONE PIECE (JTBのMOOK)

  • ジェイティビィパブリッシング
Amazon


ワンピース好きにはたまらんすね。モデルになった舞台などを紹介しています。モデルになっているのは知ってましたが、ディテール部分まで意味があるとは知りませんでした。ワンピースのこともより深くしれたし、海外旅行の予習もできてとても面白かったです。旅に中二心は必需品ですね。

 

けっこう海外にいってる村上春樹さん

好きな作家をきかれて、
村上春樹
と、答える人って意識高そう高そうな感じがする。
と思ってた。
今でも思ってるかもしれない。
ハルキストとか気持ち悪。って思ってた。
今でもそう思ってる。
私もそれなりに本は読んでると思っているが、確かに村上春樹さんの本って他の方たちとは一線を画するという気がする。それが「前衛的」なものかどうかがわからないが。(そもそも前衛的がどうかを判断できるほどの知識はないが。。)
内容もそうだが、文体だろうか。不思議な物語運びをする人だ。
正直、内容が面白いかどうか、と言われると
そうでもない。
特に1Q84にいたっては2回ほど読んだが、今だによくわからない。
それでも、悔しいが、村上春樹さんの本は大体読んでしまった。
気が付いたら、好きになってしまっていた。
旅行の度には、いつも
「遠い太鼓」
をもっていくほどだ。
村上春樹さんはめちゃくちゃ面白い!!と思って物語に引き込まれるというよりも、読んでいて心地いい、と感じる。読むこと自体がとても気持ちいい。そこにとても惹かれる。中にはとても深い内容な様で全く意味をなしていない文もある。
『それは僕にとってもはとても大事なことであると同時に、とても大事なことではなかった。』
みたいな。なんだよ!とか、思うけど、こういう言い回しを楽しんでしまっている自分がいる。
こんな文体だから、物語はよく意味のわからないのは多いが、エッセイは面白い。その中でもとくに紀行文がお勧めだ。(とくに上記の「遠い太鼓」!!)
村上春樹さんの代表作はやはり
ノルウェイの森
ですかね。(1Q84ですかね?)
私は「1Q84」から入りました。そして1回諦めました。意味わかんねぇ!と思って。(いや、物語としてはいまだに意味わかんねけど)

それからしばらくは村上春樹さんの本は読んでいなかった。
ある日、本屋で平積みされていた本に目がとまった。
ラオスにいったい何があるというんですか?」


村上春樹の本か、とか思ったけど、「ラオス」という単語一つに誘われ買ってしまった。
そこからだと、思う。村上春樹さんにはまったのは。
そこから、はじめは主にエッセイを読んでいった。この人は、よくも悪くもひねくれているので社会の切り取りかたが面白かった。
段々と村上春樹さんの文体に慣れてきたころに「ノルウェイの森」を読んでみた。やはりめちゃくちゃ面白い!と思ったわけではないが、読んでいる途中もそうだが、読み終わったあとに不思議な浮遊感があった。これは村上春樹さん以外の方ではほとんどないことだ。テンションがあがる、というよりも心が整う感じがした。気が付いたら彼の本を手に取り読んでしまうのだ。
そこで出会ったのが「遠い太鼓」。


内容としては40手前にして、日本を離れギリシャ、イタリアに暮らしながら小説を書いているという日常のエッセイだ。(この時期に「ノルウェイの森」は生まれた。)
私が海外生活に憧れているのもあったからかもしれない。
特に好きなギリシャの島というのもあったからかもしれない。
何度も読み返してしまう。
スペインにカミーノにいったときももっていった。
カミーノにいこうと思ったのもこの本の言葉があったからだ。
『ある日突然、僕はどうしても長い旅に出たくなったのだ。』
やっぱ。そうだよね。
旅に行く理由はこれ以外ないよな。