生きていく。ただ、それだけのこと。

システムエンジニア、旅、世界を学ぶこととか、雑記ぶろぐ。世界遺産マイスターになれました。

サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路を歩く ~0日目 ③~

スペイン徒歩横断30日の記録と記憶。
0日目3話目。サン・ジャン・ピエ・ド・ポー(SJPP)につくまでで3話もたってしまった。それだけ、思い出がつまっていたということだ。

※写真はほとんどありません。何故かSDカードがぶっ壊れてしまいました。携帯でも写真ほとんどとってません。とっときゃよかったー。

 

tadasoredakenokoto.hatenablog.com

 

上の続き

 

0.ルート

東京(羽田空港

パリ

バイヨンヌ

SJPPサン・ジャン・ピエ・ド・ポー

※今回は太字の部分

1.ガレット食べたり、道きいたり、きかれたり

バスまで時間あるし、バイヨンヌの街をひと歩きしよう。
知り合った韓国人スンジンとともにいくことに。といっても教会があること以外は知らない。とりあえず教会を目指すことに。
街には、親切にも案内表示の看板が。バイヨンヌはフランスとスペインに跨るバスク地方の中心都市。バスク博物館とかもあるらしい。案内板に沿ってサント・マリー大聖堂についた。
サント・マリー大聖堂は13〜14世紀に建てられたゴシック式の大聖堂。でかい!

サント・マリー大聖堂 バイヨンヌ
久しぶりに大聖堂をみた。
ヨーロッパにきたなぁ、と感じた。
「クリスチャンなの?」
とスンジンに聞かれた。
「はは、ちがうよ。でも教会は好きなんだ。」

 

教会をみたあと、川沿いまで歩いた。いい感じのカフェがあるので入ってみた。おお!ガレットあるじゃん!いいねぇ、フランスっぽい!
「ガレットってなに?」
「。。。確かに!なんだろう。でも、きいたことあるよ!」

バイヨンヌ カフェ

手前がスンジン。

 

言われてから気づいたがガレットってなんだ?とりあえずクレープみたいなものだよ、と。スンジンがスマホで調べていた。
そういえば。
スンジンは当たり前のようにスマホを使っていた。パリでSIMカードを買ったという。
スマホ使えなくて大丈夫?」
いまの世の中、海外でスマホ使うのは当たり前なのだろう。便利だし。だが、もちろん僕はSIMカードなんて買ってない。そして買おうとも思わない。多少、不便なぐらいのほうがちょうどいいからだ。旅っぽいし。旅の要素として、不安・孤独を感じるのはとても大事だと思う。日本にいたら絶対に体験はできない。まあ、一度世界を放浪したことがある、というのが自信にはなっている。なんとかなるでしょ、と。たまにフリーwifi拾うぐらいいいかな。


ガレットを食べて、コーヒーを飲んで、駅に戻ろう。と思ったら、道がわからなくなった。人にきこうとしたらスンジンがガンガン話しかけてる。英語できないのに。てか、スマホGoogleマップ使えや!
若いイケメン三人衆がひまだからってことで駅まで案内してくれた。

ありがとう!

バイヨンヌ

スンジンとフランス人イケメン

※ちなみに後ろの建物がバイヨンヌ駅。この写真右奥ぐらいにバス亭。

まだ時間はあるので、スーパーを探しにいこうと歩きだしたら、
「SJPPにいきたいのですが、バス停はどこですか?」
ときかれた。バックパックを背負ってる東洋人二人をカミーノにいく人だと思ったらしい。確かにこのまちに東洋人は不自然だ。道をきいてきた人はドイツ人。今日だけでいろんな国の人と話したなー。一緒にスーパーもいって、バス停まで連れていった。
バス停といっても何もない。とりあえず疲れたので、座りこむ。座ってたらバックパックを背負った似たような人がチラホラ。
そしてそこに座ってる俺らにきく。
「SJPP行きのバス停はここ?」
そうだよな、やっぱわかんないよな。そこにちょうどよく東洋人座ってたらバス停だと思うよな。正直にいえば、おれもここがバス亭かは半信半疑だ。だから笑いながら、
「maybe.」
「i hope.」
と答えるしかなかった。
何人ぐらいだろい、15人ぐらいは集まってきたかな。あれ、そういえば宿どうなったのだろう。スンジンにきくと
「知り合いが泊まってる宿はもういっぱいみたい。」
なるほど。こりゃ、困った。
ついてから探すしかないか。ここにいる人はたぶんみんなSJPPいくよな。この人達についていこう!人任せ作戦でいくことにした。

 

時間になったらバスがちゃんときた。
よかったー。一安心。まだ宿を探すミッションは残っているが、少し緊張の糸がきれた。バスに乗ったら速攻眠ってしまった。

2.SJPP着。みんなで歩けばこわくない?

本当に一瞬だった。
バスに乗り込んだ記憶はあるが、どうやっておりたのだろう。気が付いたらバックパックを背負って真っ暗闇のなかでたっている。街灯もほとんどない。まじでここどこだよ!
スンジンとどうしようかと話していると、他の欧米人はみんな同じ方向にむかって歩き出した。さすがだね、みんなちゃんと下調べしてきてるんだよね。当たり前といえば当たり前か。これについていけば大丈夫でしょ!
壁の色や屋根の色が綺麗な家々がでてきた。先ほどまでは真っ暗で何もみえなかったが、街灯もふえ、少しは明るくなってきた。街に近づいてきた。
気がつくと人数が減っている。宿をみつけて入っていったのだろうか。しっかりみてみると、「1bed 10€」的なことが書いてある!宿あるじゃん!しかし、そこには同時に
FULL
という文字も。そうだよね。。。
この10人弱の集団。最後方を歩いていた。みんなどんどん進むってことは宿が決まってるか。
そんなとき、ふと電球がついてる看板が。アピールしてるっとことはなんとなく空いてそう。
もう眠い。日本語で、
「ここ空いてそうじゃない?」
と喋りながらそういって中に入っていく。
メガネのオバちゃんがでてきた。
「とまれます?」
「いいけど、何人?」
「2人」
と言って、振り返ったらスンジンの奥に人の列ができてる。前方にいた欧米人たちがついてきてる。
。。。
お前ら全員宿なしだったんかい!
よくそんなん自信満々で歩けるな!
さすが欧米人!
見習いたいな!
なんとか全員泊まれるみたい。
よかったよかった。

あー疲れたー。昨日は飛行機のなかだったし。そーいえば。元々、今日はバイヨンヌ泊のつもりだったのに。

 

続く