世界遺産マイスターへの道のり① ~ 概略 ~
どうも、世界遺産マイスターです。
2022年1月にマイスターになりました、なれました。
正式名称は
『ポンペイ、エルコラーノ及びトッレ・アヌンツィアータの遺跡地域』
長いですね。
私は2014年になりますが、実際にいってきました。
非常に保存状態がよく、とても見ごたえがありました。
実際にみたから別にいかなくてもいいかなーとか思ってましたけど、紹介サイトをみたらいきたくなったので、そのうちいこうと思います!
マイスターになれたことだし、せっかくなので勉強方法について紹介していきたいと思います。他にもブログで書かれている人もたくさんいますので、その方々のも取り入れ、自分にあった勉強法を見つけて頂ければと思います。私は、どちらかというとスマートに合格した方ではないので、泥臭いやりかたになっています。
今回はマイスター試験情報や勉強方法の概略になります。各問についての詳細や模範解答については次回から紹介していきます。
1.問題構成
戦う前にはまず相手をしる。
解答形式:論述
問題数 :3
時間 :2時間
各問はそれぞれ、
問1:語句について簡潔に説明(50文字以内×3つ)
問2:指定された語句を含めた世界遺産条約の説明(400文字以内)
問3:例題についての小論文(1200文字以内)
という構成になっています。
過去問については世界遺産アカデミーのサイトに記載されています。
画面下部のリンクからダウンロードすることでできる。
また上記サイトでは過去2年4回分しか表示されていないが、URLを直接うつことで過去分を入手することができます。
例えば、2021年7月のURLは
https://www.sekaken.jp/pdf/meister202107.pdf
となっており、この「202107」の部分がテスト実施日を表しているので、もし2017年7月分ならば
https://www.sekaken.jp/pdf/meister201707.pdf
と変更すればよい。
いま調べたが、どうやら2016年12月までしか手に入らないようです。私はこの方法で2012年12月分までは入手しました。理由はわからないが、サーバーのお引越しか、普通に削除されたのだろう。(なんとなくわかるが、これは専門的になるので。。)
私が手に入れた過去分の問題は下記です。
tadasoredakenokoto.hatenablog.com
全てが記述問題。これが世界遺産検定1級までと大きく違うところ、1級までは全て選択形式でした。しかも、問3にいたっては1200文字の小論文。これを見ただけで受けようとするのをやめてしまう人は多いのではないでしょうか。1級の受験者数は2000人弱に対して、マイスターは100人にも満たない。まずは、このうけるための気持ちの壁をこえるのが第一歩だ。
単純に合計すると、1750文字。なかなかハードです。問3は小論文の構成を考える時間もありますので、2時間の試験のうち、100分は書く時間に使いました。
2.勉強時間
勉強した期間は合計すれば半年強。
というのも、私は、5回受験に申し込んでいます。そのうち試験会場にいったのは2回。がっつし勉強したのは、この受けたのは2回のみです。で、受かった今回の勉強期間は2か月間ぐらいです。
また、1日平均は大体1.5時間
しかし、これは本当に参考程度。私は、普通の方々に比べると世界遺産のことに触れている時間は多いと思ってます。なぜなら、世界のことが好きだからです。(まあ、もしかしたら世界遺産検定うける人は私と同じかもしれませんが。)
本屋にいっては、無駄に地球の歩き方を立ち読みしますし、買ったりします。
紀行文やエッセイなどもよく読みます。
「世界の車窓から」を逃さずみます。
「THE世界遺産」は当たり前ですね。
NHKBSプレミアムではマニアックな番組をやっていて、そいつらもみます。
amazonプレミアムでも、マニアックなコンテンツあります。
織田裕二の「映画アマルフィ」大好きです。(あんまり人気ありませんが。。。でもアマルフィの海がきれい)
などなど。
こいつらの時間は入ってません。次の章「試験対策」で取り組んだ時間です。あくまで自分が試験対策と思っている平均時間になります。普段から世界遺産のことに触れることが一番大事だし、楽しく勉強できる道かもしれません。
3.試験対策
対策として行ったのは下記です。
全体 | 世界遺産関係の書籍を読む |
---|---|
0 | 過去問から問題傾向把握 |
問1 | 語句集作成 |
覚える、書く | |
問2 | 世界遺産条約の説明文作成 |
覚える、書く | |
問3 | 小論文対策の読書 |
最新の世界遺産関係ニュースをよむ | |
書く |
問1~3については別記事で説明します。全体と0について説明します。
0の過去問から問題傾向をしることは大事です。ただ闇雲に勉強するのを避けるためです。また、いまのところマイスター試験の問題構成は全く変わっていないので、今後もこの構成で出題されると考えていいでしょう。
問1と2の問題に対し私は出された語句を全て書き出しエクセルの表にしました。どのようなことが聞かれるがわかるので、その辺のあたりをつけて、その単語を覚えていけばいいだけです。また、ここ最近で出た語句についてはでないだろう、、、とヤマをはり、その単語を覚えないとかもありかと思います。
問3では、眺めていくとただ単に世界遺産のことが聞かれるわけではありません。そのときの世界情勢や世界遺産委員会の結果と絡めた事柄がきかれているように思われます。例えば去年(2020年度)はコロナに関連したことが出題されました。
全体についてはそのままです。世界遺産条約についてもっと知る!ためです。最近は世界遺産関係の本が増えています。いくつか読みましたが、私は下記でいいかな、と思います。
「世界遺産 ユネスコ事務局長は訴える」は元ユネスコ事務局長の松浦晃一郎さんの書かれたもの。現場で世界遺産条約と関わってきたことなども記載されています。無形文化遺産保護条約に大きく貢献したかたです。若干、おれすごいだろ!のドヤ感話が多いですが。。。
「世界遺産年報」は各年度で出版されています。全部は読んでません。直近のものをよむだけでもいいでしょう。
ググったら世界遺産関係の本ふえましたね。いいのがあったら教えてください!!
あとは、世界遺産アカデミーの研究員ブログや長谷川大さんという世界遺産や海外情勢、世界史などを得意ジャンルとしているライターさんのブログがとても参考になります。
ざっくりですが、試験の概略や勉強方法を説明させて頂きました。
各問の詳細は別途記載していきます!
問1
tadasoredakenokoto.hatenablog.com
問2
tadasoredakenokoto.hatenablog.com
問3