生きていく。ただ、それだけのこと。

システムエンジニア、旅、世界を学ぶこととか、雑記ぶろぐ。世界遺産マイスターになれました。

サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路を歩く ~持ち物~

気が付いたら、テレワークを初めて半年。

出社は1回。

研修が1回。

仕事で外に出たのがたった2回。

家にいる時間が増えた。

家にいる時間が多くなったので、家時間を有効に使わなければ。

好きな読書を続けるのもいいが、日々が単調に過ぎていく。

せっかくだから何か新しいことをやろう。

やらなければ。

人として、少しでも成長しなければ。

変な強迫観念に襲われる。

しかし、今日もキングダムがとまらない。

ちくしょう、キングダムおもしれぜ。歴史の勉強にもなるよな!と言い訳して、すっきり寝るんだろうな。

 

 

 

カミーノの前回のぶろぐ

 

tadasoredakenokoto.hatenablog.com

 

今回は実際に用意したものを伝える。

 

9.何をもっていけばいいの?

僕がいったのは4~5月初旬。

スペインの季節的には春。

夏、冬に行く人はこれを参考に衣服などはプラスマイナスしてほしい。

夏は基本、半そで短パンでいいと思うが、逆に汗を大量に書くと思うので、途中で着替えるなどを考えれば、Tシャツはプラス1,2枚とか。

冬は大雪の中を歩くこともある。装備としては、雪山登山ぐらいあっても変じゃない。

まずは実際にもち歩いていたものの一覧

 

バックパック 55L(パッキングカバーあり)

・少バックパック 15L

・寝袋 冬用?

・ポンチョ

・折り畳み傘

・ストームクルーザー

・ウルトラライトダウン

・サングラス

・ネックウォーマー

・パーカー 1枚

・長袖ヒートテック 1枚

・長袖Tシャツ1枚

・半袖Tシャツ1枚

・短パン(ユニクロ) 2枚

・パンツ3枚

・速乾靴下 3着

・速乾フェイスタオル 1枚

・トレイルランシューズ

・ビーチサンダル

・スタッフバッグ 2つ

・ドライバッグ 2つ

ジップロック 3,4枚

・S字フック

・本(文庫1冊、Kindle、ガイドブック)

・モバイル携帯用バッテリー

一眼レフカメラ

・歯ブラシセット

・洗剤

・石鹸、シャンプー

・水 1L

・食料(果物、お菓子とか)

・コーヒーセット(コーヒー豆、ドリッパー、フィルター)

・クレデンシャル

・貝殻 

 

こんなもんかな。あとは思い出せない。。。

ということは大したものではないということ。あってなくても変わらんはず。

 

バックや衣服類などの装備類はアウトドアショップで購入した。好日山荘とかモンベルとか。

歯ブラシ とか洗剤とかは現地で買った。(確か出発2日前までは仕事で忙しくてわけわかんなくなってたので、忘れたというのもあるが。。)

バックを忘れることはないと思うが、バックも含め大体手に入る。

 

バックパック 55L

・小バックパック

バックパックは一般的には45~55Lぐらいで、重量は10kg前後と言われている。

詰めたら入りきらないよ!となるかもしれないが、逆にいうとこれに収まる分の荷物にしたほうがいい。収まらないのは余分な荷物があるからかもしれないし、パッキングがうまくいってないだけのはず。荷物が多すぎても疲れるだけだ。体が大きい人は別かもしれないが、それでも体のでかい欧米人もこれぐらいのでかさのバックパックだったと思う。

 僕は少バックパックをもっていったが、これは出し入れの多い荷物を取りやすくするため。ウェストポーチでもいいかもしれない。

いや、ウェストポーチのほうがいいだろう。

雨具やお菓子、カメラいれたり。

ぼくは一眼レフをもっていった。

カメラがちょっとでかい。ので、ウェストポーチで丁度いいのがみつかんなかった。

カミーノのあと、観光もするし、行動用バックもかねて少バックパックにした。

バックを2つもっている人はあまりいなかったので、でかいバックパックさえあればいいだろう。

 

 ・寝袋

アルベルゲによってはシーツしかないところがある。真夏ならまだしも春、秋では若干寒いため寝袋が必要となる。まだ、清潔なベッドのところというわけではない。100%ふせげはしないが、ダニよけ用としても活用したい。

春であれば、夏山用の寝袋で十分であろう。

モンベルでいうと、「#5」の寝袋。 

重量:416g  温度帯:リミット温度5度 コンフォート温度9度

 

ちなみに私は友人に借りたのだが、おそらく、オールシーズンか冬用。他の人と比べてもかなりでかかった

 暑いなと感じる夜も多かった。

 オールシーズンや冬用とより寒い温度に耐えられるものになればなるほど当然サイズも大きくなる。なるべくサイズは小さいほうがいいので、上記の#5ぐらいのをお勧めする。

また夏山用ぐらいのであれば、そこまでしっかりしていなくてもいいもの。モンベルさんはいい商品を扱っているので当然値段は高くなる。

Amazonで探せばもっと安いものはでてくる。

上記は温度帯の考慮の一環として検討する基準になれば。

 

・ポンチョ

・折り畳み傘

 雨対策。

長旅になるので、雨の日は必ずある。雨の中を長時間歩く必要がでてくる。

ポンチョはバックパックもかぶせられるくらい大きいものが必要だ。僕は好日山荘でしっかりしたものを買った。8000円もした、、たけえ。。。

しかし、結果いいものを買ってよかった。はじめの一週間はほとんど雨だったのだ。

バックカバー、ポンチョであればバックパックは守れる。

また険しい登山というわけではないので、両手は空いてる。

激しい雨のときは、傘は必要だ。

 

 ・ストームクルーザー

 ウィンドブレーカーの強い版。

ゴアテックスの雨、風を防げて軽量のもの。

風を防いでくれるのはありがたい。

大体いつも着ていた。

 

・ウルトラライトダウン

 かさばらず暖かくなれる。たまに寒い夜があったので、その時にきてた。

そこまで寒がりの人なければいらないかもしれない。念のためあったほうがいいかな、ぐらい。

 

 

・ネックウォーマー

 これはサン・ジャン・ピエ・ド・ボーで購入した。

 アウトドアメーカーBuffのネックウォーマーでカミーノ仕様!

寒さ対策、というかデザインが気に入ったので買った。

巡礼路がデザインになっている。 

ご当地限定商品と思ったらamazonでも買えるのね。。。

先日は、新宿の東急ハンズでも見かけました。

他にも何種類かあるので、購入しようと思ってる。

 

・パーカー 1枚

・長袖ヒートテック 1枚

・長袖Tシャツ1枚

・半袖Tシャツ1枚

衣服はTシャツ以外にもパーカーももっていったが、正解だった。

4月だとたまに寒い日があるので、パーカーぐらいはあったほうがいい。

Tシャツはなぜこの組み合わせでもっていったのだろう。。。

ヒートテック1枚の日と長袖、半そでを重ね着の日を交互に繰り返した。

後半で暖かくなってからは、ヒートテックはほとんどきてない。Tシャツ1枚で歩いている日が多かった。

歩きだすのは日が昇る前が多いので若干Tシャツだけだと若干涼しい。出発時はパーカー、ストームクルーザーをきているが、日がでてきたぐらいには体もあったまるので、そこから薄着で薄着で歩くで問題ないだろう。

 

・短パン(ユニクロ) 2枚

ほんとにただのユニクロの短パン。

歩くようと寝るようで2枚。

ぼくは日本にいるときでも冬でも短パン。

 どちらかというと、寒がり。

だと思っている。

が、下半身は大丈夫。足先と足首を守っていれば。

カミーノ中も特段問題なかったが、ずっと短パンだったのはぼくとイタリア人のマルコだけ。おかげでぼくは

短パンのジャパニーズ

として認識されていたぐらい。

なので、長ズボンのほうがいいだろう。登山用の長ズボンが最も適している。

 

・速乾靴下 3着

・速乾フェイスタオル 1枚

 洗濯をしても、ほせる時間は半日もない。早くかわくものがいい。

この理論でいくと、Tシャツやズボンもそうなのだが、、あまり活かしたデザインのがなかったので。

振り返ると、生乾きのときはほとんどなかったのであまり気にしないでいいかな。

 

・トレイルランシューズ

靴はけっこう悩んだ。

当たり前だが歩きやす靴がいい。

長く歩くのだから丈夫なものがいい。

当たり前だが、こう言われてもピンとこない。

やはり登山靴か?調べたら一般的には登山靴っぽい。実際、まわりの人は大体登山靴だった。しかし、登山靴はごついイメージがある。重そうだし、脱いだり履いたりがめんどくさそう。

そこで、見つけたのが「トレイルランシューズ」

山のなかを走る競技ではくあれだ。

詳しいことはわからんが、ざっくりいえば

スニーカー以上ー登山靴未満

といったところか。登山靴ほどごつくはないし、スニーカーやランニングシューズよりは丈夫なつくり。おまけに歩きやすい。これだ!

ずっと登山しているわけではないし、むしろ平地のほうが多かった。舗装されていないところのほうが多かったので、大分傷んだ。

が、フィステーラまでは大丈夫だった。

が、帰ってきてから気づいたがちょっとやぶれていた。

うん、私はトレイルランシューズをお勧めする。

 

・ビーチサンダル

 オフ用のとき。

アルベルゲは基本、土足。宿の中を歩き回るのに履物が必要。いちいち靴をはきたくない。そのときのためのサンダル。

何気に絶対必要だと思う。

 

・スタッフバッグ 2

衣類入れるようと汚れもの入れるように2つ。

 

・ドライバッグ 2つ

カメラ、携帯、モバイルバッテリー、Kindleとか電化製品を守る。

 

ジップロック 3,4枚

おもには食料いれ、小銭入れ替わり。

クレデンシャル(巡礼手帳)は絶対に守りたいものだが、出し入れも多かったのでジップロックにいれて小バックパックにいれておいた。

 

S字フック

シャワールームのつくりが雑。シャワールームで着替えやタオルかけたり。

二段ベッドの下段だと、ひっかけどころが以外と多い。濡れたタオルひっかけたり、洗濯もの乾かしたり。

何気に重宝した。

 

・本(文庫1冊、Kindle、ガイドブック)

読書好きなんです。

旅に本は絶対もっていく。

旅中に読みたくなるものがいい。

それは僕にとっては紀行文だ。

旅にお供に最適なお気に入りの本を。

普段の旅行なら、もっともっていくのだが、荷物の関係で文庫は一冊。 

遠い太鼓 (講談社文庫)

遠い太鼓 (講談社文庫)

 

 すでに2,3回読んでいたが、これにした。

旅に行く気にさせてくれた本だからだ。

そう、ある日突然、僕はどうしても長い旅に出たくなったのだ

旅にでるのにこれ以上の理由がありますか?

この本についていろいろ書きたいがそれはまた別の機会で。

 

ガイドブックはあってもなくてもいいが、あったほうが絶対いい。

ルート、宿の情報ものってるし、次いく街のイメージもつけられる。 

行く前に一読しておきたい。

聖地サンティアゴ巡礼 増補改訂版

聖地サンティアゴ巡礼 増補改訂版

 

 日本カミーノ・デ・サンティアゴ友の会さんが出している本。

日本語の本のガイドブックとしては一番いいのではないか。

ただし、サン・ジャン・ピエ・ド・ボーからの情報がほとんど。他の道については少ししかでていない。

 

日本語ではないが、世界的に使用されているのはこれ

 英語、スペイン語など多言語に対応してるっぽい。

これも主にサン・ジャン・ピエ・ド・ボーからの情報。

このシリーズだと他の道についてのもある。

 

Kindleはとりあえず。文庫本を読み終わった場合のため。

なら始めから文庫本じゃなくてKindleでいいじゃん?

正論ですね。

でも、やっぱり好きな本は文庫でよみたいのだ!

こういうところで。

サンティアゴ ベロラード

 

・クレデンシャル

巡礼手帳。

巡礼を始めるにあたって入手する必要がある。これは自分が巡礼者であることの証明になる。巡礼路上の主な教会や、宿泊施設、観光案内所、各地の事務所などで入手することができる。

これがないとアルベルゲに泊まることができないところもある。また、巡礼証明書Compostelaをもらうために重要なものだ。自分が歩いてきたことを巡礼の記録をするためのものであり、その証明のためには各地のスタンプが必要になる。そのスタンプは巡礼路上の宿泊施設、教会、バルでもらえる。

ぼくはサン・ジャン・ピエ・ド・ボーの巡礼事務所で手に入れた。

日本でサンティアゴ・デ・コンポステーラ友の会で入手できる。

巡礼証明書Compostelaをもらうためには

・徒歩と馬による巡礼の場合はサンティアゴまでの最後の100Km

・自転車の場合はサンティアゴまでの最後の200km

を踏破することが条件に定められており、その踏破の証明となるのがクレデンシャルの捺されているスタンプの場所と日付である。「フランス人の道」の場合はサリアが最後の100kmが目安となる。

(なので最後の100kmからは急に人が増えた。日本人のツアーにも何組か出会った。)

ただ巡礼証明書Compostelaなんて後付けのもの。

スタンプは捺してもらう場所によって違う。各地の個性がでる。歩き終わったあとのクレデンシャルは世界で一つだけのものなるのだ。

このクレデンシャル自体が一番の宝物。

いろんなところで捺してもらおう!

 

・貝殻

言わずとしれたヤコブの象徴 ホタテ貝。

サン・ジャン・ピエ・ド・ボーで購入。

これで立派なペレグリーノ!

サンティアゴ ヤコブ ホタテ

 

 

持ち物編は思いの他長くなってしまった。

今回で知識、準備編を終わりたかったのが、次回にもちこそう。

次回は使えるアプリ編。(準備編最後)

これは、逆に短くなりそう。

まあ、いいか。

 

写真素材のピクスタ