生きていく。ただ、それだけのこと。

システムエンジニア、旅、世界を学ぶこととか、雑記ぶろぐ。世界遺産マイスターになれました。

旅人の倦怠感。

8月からは、東京都内のコロナ感染者は1日平均200人が続いています。

ぼくの住んでいる街でも平均5人くらい。

緊急事態宣言時なみに外出を自粛しないと減ることはない。

まだ、しばらくはこんな状況が続くのだろう。

 ワクチンが開発されるまで。

逆にいうと、今の生活のままで劇的に増加することもないだろう。

勝手な判断だが、飲み会や濃厚接触を伴う活動以外ならもある程度問題ないと思っている。空気感染はしない。していたら、感染者はもっと多いのではなかろうか。

 

飲み会はさすがに控えているが、アクティブになり始めた。

山のぼり、美術館、一人飯、オープンテラスでのお茶会etc。。

この辺なら大丈夫。

一人が慣れてきた。

でも、一人に慣れすぎたくない。

人を誘うのが億劫だ。

このままだと、誰も誘わなくなってしまいそうだった。

コーヒーぐらいは飲みにいきましょう。

 

 

ベテラン旅作家 下川祐治

旅についての情報はインターネットに溢れている。

多くの人がブログにあげている。

情報として鮮度が高く、非常に役立つ。

ただ読み物として、書籍として発売されているものの方が好きだ。

沢木耕太郎高橋歩石田ゆうすけ村上春樹ナオト・インティライミ、オードリー若林。

旅本以外にも旅に関するエッセイも含まれているが。

作家さんからミュージシャン、タレントまで。

これらの書籍についてはいずれは紹介していきたい。

その中で今回、紹介したいのはベテラン旅作家「下川祐治」

アジア中心の書籍が多く、血沸き肉躍るような冒険をしているというよりも、だらだらっと滞在も楽しんだり、長距離列車や長距離移動バスでの移動や、いかに安く旅を仕上げるかなどが中心。過去には格安航空券についても本をだした。

 

やる気のないところ(いい意味で!)がいかにもバックパッカーらしい。

バックパッカーズ読本』の共著もしていたはず。

バックパッカーに憧れていたころに読んだ。

が、これは残念ながらお勧めできない。何が、というのすら、覚えていないほど。やはりバックパッカーには形なんて必要ないのだから。

 

下川祐治さんの書籍については賛否両論がある。

「愚痴が多い」

「仕事でやらされてる感がでてる」

などの評価低い口コミにみられる。

そういう私も過去にはそう思っていたかもしれない。

昔、何冊か読んだ時にも僕も同様の感想を抱いた。石田ゆうすけさん、ナオト・インティライミさんに比べると圧倒的にドキドキ、わくわく感が足りないのだ。

旅に対する過度の期待を抱いていた僕は次第に読まなくなった。

やがて、世界一周や短期間バックパック旅を経た自分。

本屋に平積みされていた本で久しぶりに下川さんに出会った。

10万円でシルクロード10日間

10万円でシルクロード10日間

 

全面カラー版で綺麗な草稿。

まだいったことない中央アジアへの旅を考えていた時だったので、思わず手にとった。

シルクロードの起点、中国西安からウイグル自治区キルギスカザフスタンを通り、ウズベキスタンまで陸路で。今回も相変わらず移動が多く、淡々とした旅。

その淡々さが心地良く、瞬く間に二周して読んだ。

また文体が懐かしく、昔読んだ本も読み直した。

あれ、面白いな。

本の内容が変わるわけない。

変わったのは自分だ。

槇原敬之の歌詞が昔より心に突き刺さる様に。

下川さんの旅についての倦怠感が共感でき、突き刺さるのだ。

 

旅行や旅って考えるだけで楽しく、非常にワクワクする。

しかし、長旅になると楽しいばかりではないのだ。

感動や感情の擦れ、ぼったくりとの闘い、安宿続きでの見えない疲労、時間通りにこないバス・電車、細かいことをあげればきりがない。バックパッカースタイル旅になればなおさらだ。いや、下手したら楽しくない時間のほうが多いかもしれない。

帰ってきてから、旅の途中ですら

「次はバリ島でのんびりする!」

「ハワイっていいところらしい!」

と必ず思う。

それでも、僕らはバックパッカー旅にでるのだ。

自分の体に鞭打つようなつらい、めんどうな旅に出たくなるのだ。

バックパッカーの本質ってそこにあるような気がする。

ふとしたタイミングで長距離バスにのりたくなる。

長距離バスにのるために旅にでる。

僕もいまは一応サラリーマンだ。

普通にしてたら休みはお盆、GWぐらいの1週間が限界だ。

なのにその短い一週間の旅行で22時間のバス移動を日程に組み込んだことがある。

非常にもったいない時間の使いかたをした。

しかし、そのときはどうしてもそれがしたかったのだ。

バスにのって外を眺める。

飽きてから本を読む。

眠気に誘われ眠る。

おきて音楽を聴きながら外を眺める。

腰がいたくなる。

眠たいけど熟睡できない。

ひまになる。

早く着かないかな、と思う。

残り10時間もある。。。

。。

それがしたくなるのだ。

 

まさに下川さんの書籍からはそんなにおいがする。

仕事でやらされ、愚痴も多い。

狭くるしいバス内で小さくなって眠る毎日。

そんなのが楽しいわけない。

 

でも、いくら仕事とはいえ、そんなことを長く続けられるわけない。

そう、下川さんもそんな旅行をしたがっているんだと思う。

時間がかかっても、安くつらい旅を。

旅中には「もう帰りたい」と思う旅を。

そしてやっと帰ってきてからは「思い返すと楽しかったな」と思う旅を。

わかる。

いまならわかる。

バックパッカーだから味わえる旅の倦怠感を。

とても共感できる。

ぜひともこの倦怠感を味わってほしい。

 

写真素材のピクスタ

サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路を歩く ~持ち物~

気が付いたら、テレワークを初めて半年。

出社は1回。

研修が1回。

仕事で外に出たのがたった2回。

家にいる時間が増えた。

家にいる時間が多くなったので、家時間を有効に使わなければ。

好きな読書を続けるのもいいが、日々が単調に過ぎていく。

せっかくだから何か新しいことをやろう。

やらなければ。

人として、少しでも成長しなければ。

変な強迫観念に襲われる。

しかし、今日もキングダムがとまらない。

ちくしょう、キングダムおもしれぜ。歴史の勉強にもなるよな!と言い訳して、すっきり寝るんだろうな。

 

 

 

カミーノの前回のぶろぐ

 

tadasoredakenokoto.hatenablog.com

 

今回は実際に用意したものを伝える。

 

9.何をもっていけばいいの?

僕がいったのは4~5月初旬。

スペインの季節的には春。

夏、冬に行く人はこれを参考に衣服などはプラスマイナスしてほしい。

夏は基本、半そで短パンでいいと思うが、逆に汗を大量に書くと思うので、途中で着替えるなどを考えれば、Tシャツはプラス1,2枚とか。

冬は大雪の中を歩くこともある。装備としては、雪山登山ぐらいあっても変じゃない。

まずは実際にもち歩いていたものの一覧

 

バックパック 55L(パッキングカバーあり)

・少バックパック 15L

・寝袋 冬用?

・ポンチョ

・折り畳み傘

・ストームクルーザー

・ウルトラライトダウン

・サングラス

・ネックウォーマー

・パーカー 1枚

・長袖ヒートテック 1枚

・長袖Tシャツ1枚

・半袖Tシャツ1枚

・短パン(ユニクロ) 2枚

・パンツ3枚

・速乾靴下 3着

・速乾フェイスタオル 1枚

・トレイルランシューズ

・ビーチサンダル

・スタッフバッグ 2つ

・ドライバッグ 2つ

ジップロック 3,4枚

・S字フック

・本(文庫1冊、Kindle、ガイドブック)

・モバイル携帯用バッテリー

一眼レフカメラ

・歯ブラシセット

・洗剤

・石鹸、シャンプー

・水 1L

・食料(果物、お菓子とか)

・コーヒーセット(コーヒー豆、ドリッパー、フィルター)

・クレデンシャル

・貝殻 

 

こんなもんかな。あとは思い出せない。。。

ということは大したものではないということ。あってなくても変わらんはず。

 

バックや衣服類などの装備類はアウトドアショップで購入した。好日山荘とかモンベルとか。

歯ブラシ とか洗剤とかは現地で買った。(確か出発2日前までは仕事で忙しくてわけわかんなくなってたので、忘れたというのもあるが。。)

バックを忘れることはないと思うが、バックも含め大体手に入る。

 

バックパック 55L

・小バックパック

バックパックは一般的には45~55Lぐらいで、重量は10kg前後と言われている。

詰めたら入りきらないよ!となるかもしれないが、逆にいうとこれに収まる分の荷物にしたほうがいい。収まらないのは余分な荷物があるからかもしれないし、パッキングがうまくいってないだけのはず。荷物が多すぎても疲れるだけだ。体が大きい人は別かもしれないが、それでも体のでかい欧米人もこれぐらいのでかさのバックパックだったと思う。

 僕は少バックパックをもっていったが、これは出し入れの多い荷物を取りやすくするため。ウェストポーチでもいいかもしれない。

いや、ウェストポーチのほうがいいだろう。

雨具やお菓子、カメラいれたり。

ぼくは一眼レフをもっていった。

カメラがちょっとでかい。ので、ウェストポーチで丁度いいのがみつかんなかった。

カミーノのあと、観光もするし、行動用バックもかねて少バックパックにした。

バックを2つもっている人はあまりいなかったので、でかいバックパックさえあればいいだろう。

 

 ・寝袋

アルベルゲによってはシーツしかないところがある。真夏ならまだしも春、秋では若干寒いため寝袋が必要となる。まだ、清潔なベッドのところというわけではない。100%ふせげはしないが、ダニよけ用としても活用したい。

春であれば、夏山用の寝袋で十分であろう。

モンベルでいうと、「#5」の寝袋。 

重量:416g  温度帯:リミット温度5度 コンフォート温度9度

 

ちなみに私は友人に借りたのだが、おそらく、オールシーズンか冬用。他の人と比べてもかなりでかかった

 暑いなと感じる夜も多かった。

 オールシーズンや冬用とより寒い温度に耐えられるものになればなるほど当然サイズも大きくなる。なるべくサイズは小さいほうがいいので、上記の#5ぐらいのをお勧めする。

また夏山用ぐらいのであれば、そこまでしっかりしていなくてもいいもの。モンベルさんはいい商品を扱っているので当然値段は高くなる。

Amazonで探せばもっと安いものはでてくる。

上記は温度帯の考慮の一環として検討する基準になれば。

 

・ポンチョ

・折り畳み傘

 雨対策。

長旅になるので、雨の日は必ずある。雨の中を長時間歩く必要がでてくる。

ポンチョはバックパックもかぶせられるくらい大きいものが必要だ。僕は好日山荘でしっかりしたものを買った。8000円もした、、たけえ。。。

しかし、結果いいものを買ってよかった。はじめの一週間はほとんど雨だったのだ。

バックカバー、ポンチョであればバックパックは守れる。

また険しい登山というわけではないので、両手は空いてる。

激しい雨のときは、傘は必要だ。

 

 ・ストームクルーザー

 ウィンドブレーカーの強い版。

ゴアテックスの雨、風を防げて軽量のもの。

風を防いでくれるのはありがたい。

大体いつも着ていた。

 

・ウルトラライトダウン

 かさばらず暖かくなれる。たまに寒い夜があったので、その時にきてた。

そこまで寒がりの人なければいらないかもしれない。念のためあったほうがいいかな、ぐらい。

 

 

・ネックウォーマー

 これはサン・ジャン・ピエ・ド・ボーで購入した。

 アウトドアメーカーBuffのネックウォーマーでカミーノ仕様!

寒さ対策、というかデザインが気に入ったので買った。

巡礼路がデザインになっている。 

ご当地限定商品と思ったらamazonでも買えるのね。。。

先日は、新宿の東急ハンズでも見かけました。

他にも何種類かあるので、購入しようと思ってる。

 

・パーカー 1枚

・長袖ヒートテック 1枚

・長袖Tシャツ1枚

・半袖Tシャツ1枚

衣服はTシャツ以外にもパーカーももっていったが、正解だった。

4月だとたまに寒い日があるので、パーカーぐらいはあったほうがいい。

Tシャツはなぜこの組み合わせでもっていったのだろう。。。

ヒートテック1枚の日と長袖、半そでを重ね着の日を交互に繰り返した。

後半で暖かくなってからは、ヒートテックはほとんどきてない。Tシャツ1枚で歩いている日が多かった。

歩きだすのは日が昇る前が多いので若干Tシャツだけだと若干涼しい。出発時はパーカー、ストームクルーザーをきているが、日がでてきたぐらいには体もあったまるので、そこから薄着で薄着で歩くで問題ないだろう。

 

・短パン(ユニクロ) 2枚

ほんとにただのユニクロの短パン。

歩くようと寝るようで2枚。

ぼくは日本にいるときでも冬でも短パン。

 どちらかというと、寒がり。

だと思っている。

が、下半身は大丈夫。足先と足首を守っていれば。

カミーノ中も特段問題なかったが、ずっと短パンだったのはぼくとイタリア人のマルコだけ。おかげでぼくは

短パンのジャパニーズ

として認識されていたぐらい。

なので、長ズボンのほうがいいだろう。登山用の長ズボンが最も適している。

 

・速乾靴下 3着

・速乾フェイスタオル 1枚

 洗濯をしても、ほせる時間は半日もない。早くかわくものがいい。

この理論でいくと、Tシャツやズボンもそうなのだが、、あまり活かしたデザインのがなかったので。

振り返ると、生乾きのときはほとんどなかったのであまり気にしないでいいかな。

 

・トレイルランシューズ

靴はけっこう悩んだ。

当たり前だが歩きやす靴がいい。

長く歩くのだから丈夫なものがいい。

当たり前だが、こう言われてもピンとこない。

やはり登山靴か?調べたら一般的には登山靴っぽい。実際、まわりの人は大体登山靴だった。しかし、登山靴はごついイメージがある。重そうだし、脱いだり履いたりがめんどくさそう。

そこで、見つけたのが「トレイルランシューズ」

山のなかを走る競技ではくあれだ。

詳しいことはわからんが、ざっくりいえば

スニーカー以上ー登山靴未満

といったところか。登山靴ほどごつくはないし、スニーカーやランニングシューズよりは丈夫なつくり。おまけに歩きやすい。これだ!

ずっと登山しているわけではないし、むしろ平地のほうが多かった。舗装されていないところのほうが多かったので、大分傷んだ。

が、フィステーラまでは大丈夫だった。

が、帰ってきてから気づいたがちょっとやぶれていた。

うん、私はトレイルランシューズをお勧めする。

 

・ビーチサンダル

 オフ用のとき。

アルベルゲは基本、土足。宿の中を歩き回るのに履物が必要。いちいち靴をはきたくない。そのときのためのサンダル。

何気に絶対必要だと思う。

 

・スタッフバッグ 2

衣類入れるようと汚れもの入れるように2つ。

 

・ドライバッグ 2つ

カメラ、携帯、モバイルバッテリー、Kindleとか電化製品を守る。

 

ジップロック 3,4枚

おもには食料いれ、小銭入れ替わり。

クレデンシャル(巡礼手帳)は絶対に守りたいものだが、出し入れも多かったのでジップロックにいれて小バックパックにいれておいた。

 

S字フック

シャワールームのつくりが雑。シャワールームで着替えやタオルかけたり。

二段ベッドの下段だと、ひっかけどころが以外と多い。濡れたタオルひっかけたり、洗濯もの乾かしたり。

何気に重宝した。

 

・本(文庫1冊、Kindle、ガイドブック)

読書好きなんです。

旅に本は絶対もっていく。

旅中に読みたくなるものがいい。

それは僕にとっては紀行文だ。

旅にお供に最適なお気に入りの本を。

普段の旅行なら、もっともっていくのだが、荷物の関係で文庫は一冊。 

遠い太鼓 (講談社文庫)

遠い太鼓 (講談社文庫)

 

 すでに2,3回読んでいたが、これにした。

旅に行く気にさせてくれた本だからだ。

そう、ある日突然、僕はどうしても長い旅に出たくなったのだ

旅にでるのにこれ以上の理由がありますか?

この本についていろいろ書きたいがそれはまた別の機会で。

 

ガイドブックはあってもなくてもいいが、あったほうが絶対いい。

ルート、宿の情報ものってるし、次いく街のイメージもつけられる。 

行く前に一読しておきたい。

聖地サンティアゴ巡礼 増補改訂版

聖地サンティアゴ巡礼 増補改訂版

 

 日本カミーノ・デ・サンティアゴ友の会さんが出している本。

日本語の本のガイドブックとしては一番いいのではないか。

ただし、サン・ジャン・ピエ・ド・ボーからの情報がほとんど。他の道については少ししかでていない。

 

日本語ではないが、世界的に使用されているのはこれ

 英語、スペイン語など多言語に対応してるっぽい。

これも主にサン・ジャン・ピエ・ド・ボーからの情報。

このシリーズだと他の道についてのもある。

 

Kindleはとりあえず。文庫本を読み終わった場合のため。

なら始めから文庫本じゃなくてKindleでいいじゃん?

正論ですね。

でも、やっぱり好きな本は文庫でよみたいのだ!

こういうところで。

サンティアゴ ベロラード

 

・クレデンシャル

巡礼手帳。

巡礼を始めるにあたって入手する必要がある。これは自分が巡礼者であることの証明になる。巡礼路上の主な教会や、宿泊施設、観光案内所、各地の事務所などで入手することができる。

これがないとアルベルゲに泊まることができないところもある。また、巡礼証明書Compostelaをもらうために重要なものだ。自分が歩いてきたことを巡礼の記録をするためのものであり、その証明のためには各地のスタンプが必要になる。そのスタンプは巡礼路上の宿泊施設、教会、バルでもらえる。

ぼくはサン・ジャン・ピエ・ド・ボーの巡礼事務所で手に入れた。

日本でサンティアゴ・デ・コンポステーラ友の会で入手できる。

巡礼証明書Compostelaをもらうためには

・徒歩と馬による巡礼の場合はサンティアゴまでの最後の100Km

・自転車の場合はサンティアゴまでの最後の200km

を踏破することが条件に定められており、その踏破の証明となるのがクレデンシャルの捺されているスタンプの場所と日付である。「フランス人の道」の場合はサリアが最後の100kmが目安となる。

(なので最後の100kmからは急に人が増えた。日本人のツアーにも何組か出会った。)

ただ巡礼証明書Compostelaなんて後付けのもの。

スタンプは捺してもらう場所によって違う。各地の個性がでる。歩き終わったあとのクレデンシャルは世界で一つだけのものなるのだ。

このクレデンシャル自体が一番の宝物。

いろんなところで捺してもらおう!

 

・貝殻

言わずとしれたヤコブの象徴 ホタテ貝。

サン・ジャン・ピエ・ド・ボーで購入。

これで立派なペレグリーノ!

サンティアゴ ヤコブ ホタテ

 

 

持ち物編は思いの他長くなってしまった。

今回で知識、準備編を終わりたかったのが、次回にもちこそう。

次回は使えるアプリ編。(準備編最後)

これは、逆に短くなりそう。

まあ、いいか。

 

写真素材のピクスタ

歴史能力検定・世界史をうけよう。だって、世界遺産マイスターになるのだ。

バンクシー展に行ってきました。

バンクシーの作品が好きだ。

パレスチナで実際にみたこともある。

パレスチナ バンクシー

 

その時はバンクシーのことは知らなかった。パレスチナではバンクシーの絵を見に行くのはバックパッカーの間ではけっこう有名なことだったようだ。僕は、何も知らずについていっただけだった。

そこで初めてバンクシーにふれた。珍しいタイプだったかもしれない。

それ以来、彼の作品や彼の活動を調べるようになった。

覆面のアーティスト。正体は誰も知らない。知らないもの、わからないものに人は興味をそそられ、やがて神格化する。

幽遊白書の「美しい魔闘家の鈴木」の気持ちはよくわかる。

出典: https://blog.goo.ne.jp

 

歴史能力検定って?

11月29日に実施される歴史能力検定・世界史2級をとるために現在勉強中だ。1日に1,2時間は勉強するようにしている。

そもそも歴史能力検定とは、

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歴史能力検定協会が実施する歴史の検定。学校で学ぶ歴史知識を中心に、国内外で起こっているさまざまな事柄の歴史的背景などについて幅広く学ぶことができる検定試験。検定の合格のメリットは、

高等学校卒業程度認定試験や通訳案内士の科目免除

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である。

就職には特段メリットはないだろう。もってれば雑談のネタになる程度。

要は趣味の延長線上の一つの目標。

レベルとしては

・1級(日本史、世界史) - レベルなし(公開会場でのみ実施)
・2級(日本史、世界史) - 高校レベル
・3級(日本史、世界史) - 高校基礎レベル
・準3級(日本史のみ) - 難関私立高校受験レベル
・4級(歴史基本) - 中学校修了レベル
・5級(歴史入門) - 小学校修了レベル

 

これの世界史2級をうけようと思う。高校レベルがどのくらいかというのをもっと具体的にすると「センター試験で6割」とれるレベルらしい。これだけきくと、まあ簡単じゃんと思うかもしれない。実際、検定取得難易度も簡単と書かれていた。

僕も、

「6割だろ。平均点だろ。日本史は9割とれたから余裕じゃ。」

と思った。

しかし、そんな甘いものじゃねっす。

高校では日本史だったので、世界史は勉強してこなかった。

それでも、世界のことを学ぶのが好きなので、池上さんの国際関係の本や、出口治明さんの歴史関係の書籍などなど読んだりしているので、平均よりはわかってんじゃねえ、とか思ったけど、、読んでるだけで覚えてないこと多し。反省。

 

きっかけ

2020年7月に世界遺産検定試験をうける予定だった。

しかし、コロナ第2波が懸念されたので、スキップすることにした。

次の世界遺産検定は12月。

それまで、ずっと世界遺産の勉強してても飽きるし、何かないかなー。どうせなら周辺知識を固められるものにした。歴史を学ぶのはどうだろう、ということで調べたら歴史能力検定なるものを発見した。

よし、これをうけよう。ひまだし。

そう。

歴史能力検定はあくまで通過点であり、目標は世界遺産マイスターになることだ。

歴史能力検定 通過点

きっかけは不純だが、やるからにはしっかりやろう。

ちなみに世界遺産マイスターは世界遺産検定の最もうえのクラス。小論文がまっているというただの情報つめこみではとれない難問。(小論文なんて書いたことねえよ。。)

世界遺産検定についてはまた別の機会で紹介しよう。

 

勉強方法

1日に1~2時間の時間をとってやっている。休みの日は気持ちがのれば一日中とか。

勉強方法については、他のかたのブログを参考にさせて頂いた。

歴史能力検定といっても、教科書があるわけではない。数ある参考書の中からどれを選べばいいのか。

知らべるなかで、「センター試験で何割とれるぐらいのレベル」というのをみかけた。

つまりセンター試験対策(いまはまた共通一次試験に戻ったんでしたっけ?)すればいんじゃね?

ということでセンター試験対策で評判のいいものを選ぶことにした。

そこで選んだのがこれ

 

ナビゲータ世界史B 1~4

 4巻まであります。ちょっとボリューム多いですが、別紙で問題集もついているので、参考書読む、問題をとく、というバランスで勉強しやすい。説明も口語体で書かれているので読みやすい。これを何周かすればセンター試験で満点とれるぐらいまでいけるとのことなので、これでやることにした。

いまは絶賛やり途中。(あと3冊も読まなきゃ!)

 

また、この参考書は詳細まで記載されているので、まずは下記もお勧めである。

一度読んだら忘れない世界史の教科書

 ムンディ先生という高校教師が書いた本。これは細かい年号まででてこない。全体の流れを把握するための本。これは、世界史をもう一度学び直そうとか、面白く読みたいと思ってる人向けに作成されているものが。これだけでは、検定にむけては心許ないが、全体の流れを確認したい時なんかにたまに読み直したりで活用している。

 

もう一つ。これも上記の本と似て、全体を把握するためのもの。また、本を読むことが飽きた時など


【世界史①】古代ギリシャ 〜天才アレクサンドロス、東へ〜

 

中田敦彦youtube大学

そう、オリエンタルラジオの勉強芸人こと中田さん。この人のチャンネル面白い。

世界史をざっくりだが、重要なポイントを絞って授業をしてくれる。何よりも世界史を世界史の出来事を面白おかしくやってくれるのだ。予備校でいる人気講師よりも授業の内容は薄い(?)は喋りはうまい。新しい「世界史漫談」というジャンルを作りあげたのではないだろうか。気分転換にきくとすごいいい。

個人的には三国志編がすごい面白かった。

なんとなくしか知らなかったが、これを聞いて理解を深めたももっと知りたいと思わせてくれた。世界史の勉強が終わったら三国志を全部よむ!

 

 

とこんな感じで、世界遺産マイスターの通過点として勉強を始めたが、歴史は面白い。世界史がわかると現在の国際問題についてもわかる。

「そうか、過去にこんなことがあったから今はこれで揉めているんだ。」

とか。

歴史能力検定をうかったはずみで世界遺産マイスターになる!

 

たまには歴史ネタもブログに書いてみたいな。 

 

※2022年1月に世界遺産マイスターになりました。

勉強方法などは下記から記載してます。

 

tadasoredakenokoto.hatenablog.com

 

 

 

サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路を歩く ~お金、道、海~

あるバーベキュー場にて。

 

マスク、フェースガード、手袋をし、黙々と食べ物を作る一人の男性。

そのまわりには20人弱のグループ。

「やっぱりコロナ感染が怖いので、そこは衛生管理を徹底しているプロに任せてます。自分たちでつくったら集団感染おきるかもしれないですから。対策を万全にしてるので、みんなも楽しんでくれてます!」

意気揚々と声高に出来上がった食べ物を前にマスクもせずに話す男性。

食材を作っている火のまわりでお酒を飲みながらマスクもせずに談笑している仲間たち。

作ってる人はちゃんと管理してても、他の人は飛沫飛ばしまくり、それを食べまくり。

「万全の対策」

って何だろう。

愛すべきイカレタ社会。

 

 

 カミーノの前回に続き情報編。

前回

 

tadasoredakenokoto.hatenablog.com

 

 

サンティアゴ巡礼路の歩き方 フランス人の道 

6.お金はどのくらいかかるの?

1日で大体30~35ユーロ(1ユーロ≒120円 ※当時のレート)

この金額×歩いた日数。

私の場合は31日で歩いたので、32.5ユーロ×31日=1007.5ユーロ

私は比較的節約をしていないほうだと思う。

また、お酒は好きだが量を飲めないのでお酒代は安上がり。

と、いってもスーパーでワインを買っても2、3ユーロとか。

内訳は簡単に

 

朝ごはん 5 (前日にかった果物、パン+Barで二回目の朝ごはん)

ランチ   7 (1:1=簡単にサンドイッチとか:レストランでランチ)

夜ご飯  6 (1:1=自炊:レストランでピルグリム・メヌー)

コーラ  1 (好きなんです!歩いたあとの1杯!)

宿代   10 (全てアルベルゲ)

その他  お菓子、ワイン、シャンプー等生活必需品、現地の小物とか

 

宿代が一番かかったかな。アルベルゲでも公営だけにとまればもっと安くなる。

朝ごはんは2回食べた。1,2時間歩いてからバルでカプチームとクロワッサン。ヨーロッパぽくてこの時間が好き。

夜ご飯は自炊を多くすれば、もっと安くできる。キッチンには他の巡礼者は使いきれなくて置いていったものがある。これらをうまく利用すれば、かなり安上がりにできる。

その他は関してはこれは人それぞれ。切り詰めようと思えば切り詰められる。

しかし、巡礼者との語らいも大事。次の日に影響がでない程度の酒盛りもいいだろう。

 

これは歩き始めてからの費用。

これにプラスして、日本からの航空券往復や海外保険。

私は海外保険に入り忘れた。出発の日まで忙しさにかまけて失念してしまった。。

クレジットカード付帯の保険もあるので、問題はないが。

クレジットカード付帯の保険がないようであれば、入っておこう。

 

また、観光するようであれば別途お金は必要。

僕はカミーノ後に20日間スペインをまわった。

トータルすると

50万円ぐらい

 =行きかえり交通費(18万円)+カミーノ(12万円)+観光(20万円)

 

やっぱ航空券たかいよねー。

ピーク時ではなくてもこのくらい。

 

※これは使ったお金。ちなみに僕は休職していった。この期間働いているとしたら

給料 × 2 

がマイナスとなる。

そう考えると100万円以上かかってる。

もちろん、お金では換算できない価値はある。

 

7.こんなところでした

フランス人の道は名所や見どころもおおい。

詳しくは、今後のブログに踏破記録としてのせていく。

ここではかいつまんで、簡単に紹介しよう。

 

・スタートの地 サン・ジャン・ピエ・ド・ポー

巡礼手帳をもらい歩きはじめの初日。唯一のフランスの街。バスクの代表的都市として観光客にも人気の街である。

カミーノ サン・ジャン・ピエ・ド・ボー

 

・ワインの泉(イラーチェ)

蛇口をひねるとワインが!でも、朝早くいかないとすぐかれちゃうよ!

サンティアゴ巡礼路 ワインの泉 イラーチェ

 

・ブルゴス

世界遺産に登録されたブルゴス大聖堂。スペインゴシックの三大聖堂の一つ。

サンティアゴ巡礼路 ブルゴス

  

・メセタの大地

限りなく続く平原。自分との闘い。

サンティアゴ巡礼路 メセタの大地


 

・レオン

中世のレオン王国の首都が置かれた都。ゴシック様式のレオン大聖堂はグラス・ストーンに置き換えるため壁を最小限に減らし、世界最大級のステンドグラスのコレクションを有する。

サンティアゴ巡礼路 レオン

 

・オ・セブレイロ峠

山場の一つ。疲れてきた体に山登りはきつい。朝は早起きして、朝日を見よう。

サンティアゴ巡礼路 オ・セブレイロ峠

朝日と雲海と十字架

 

・モンテ・デ・ゴソ(歓喜の丘)

サンティアゴまであと一歩!ここで巡礼者は歓喜とともに歩く。

サンティアゴ巡礼路 モンテ・デ・ゴソ

 

サンティアゴ

喜びにわく巡礼者、放心する巡礼者、楽しそうなツーリスト。

 

サンティアゴ巡礼路 サンティアゴ大聖堂

  

どんな小さな街でも必ず教会があった。とても質素なところもあれば、小さな街に似つかわしくない黄金をふんだんにつかった教会。大航海時代に反映が偲ばれる。

こういった名もない小さい教会には心震わされる。お気に入りの教会を探すのも一つの楽しみ。

 

8.+90Km 海まで歩こう

サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼から旅の締めくくりと西の果て「フィステーラ(フィニステレ)」「ムシア」まで歩くルートもある。

サンティアゴ巡礼路 フィステーラ ムシア

どちらのサンティアゴから約90㎞ほどのところにある。

歩きだけでなく、サンティアゴからのバスもでてるのでそれを利用してくる人も多い。

実際、サンティアゴでゴールしたあとバスできた巡礼者仲間との再会もあった。

バスでくれば3時間ほど。

 

僕は3日間かけてフィステーラまで歩いた。

フィステーラとは『地の果て』を意味する。遥か昔、まだ「地球が平ら」であると考えられていたころ、海の先には大きな滝なっているのでここが世界の果てだったので。

巡礼者は旅の終わりに、ここまでともにしてきた服やブーツを燃やすことで「生まれ変わる」ことができると信じられており、それが習慣となった。

※現在では環境問題により禁止となっている。

やはり旅の締めは海。正直に言えば、サンティアゴはあまりにもツーリスティックだった。聖地ならでは厳かな雰囲気もなく感動できなかった。しかし、ここについたときには思わず熱いものがこみ上げた。

ここまで歩いたこと、歩けたこと、歩くことがおわってしまうこと。。。

整理しきれない思いがあふれる。

西の果てでみる夕日。この夕日をみるために歩いてきたのかもしれない。

サンティアゴ巡礼路 フィステーラ フィニステレ岬

 

 

 

ムシアにはいかなかった。

ムシアにはフィステーラから1日で歩ける距離。次回は絶対にムシアもいこう。

 

写真素材のピクスタ

オードリーの若林とコロナ自粛中の旅人

TVのバラエティ番組が好きだ。

内容の薄い番組が好きだ。

笑えればいい。

TVなんだし、多少のやらせはあると思っている。演出として。

もちろん、ドキュメンタリー番組でそれやられたらへこむけど。

youtuberのラファエルさんも言っていた。

「自分のはほぼやらせ」

別にいい。バラエティー番組なんだから。人を傷つけなければ。

 

TVのバラエティ番組が好きだ、とは言ってもよく見るのはアメトークぐらい。

あとは、その時にはまっている芸人さんがでてる番組があればみる。

はまっている芸人さんはyoutubeでネタを何度もみてしまう。

ちょっと前はミキ。

緊急事態宣言中はどぶろっく。(あいつら天才か!!)

その次にオードリー。

いままさにオードリーにはまり中。

 

始まりは本屋から

用もなく本屋によく行く。いや、用もないのに本屋にいくのが好きなのだ。平積みされている本をながめ、「よし、次にこの本を買おう!いまの読んでいる本を早く読もう!」とテンションをあげる。

平積みにされていた一冊の本。汚い犬が寝転んでいる。とりあえず手にとる。 

表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬

表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬

  • 作者:若林 正恭
  • 発売日: 2017/07/14
  • メディア: 単行本
 

 若林?オードリーの?そういえば読書が好きだと言ってたな。

紀行文?一人旅?人見知りだと言っていた。

特にファンというわけではないが、表紙に引き付けられ購入した。

 

期待通りに彼のひねくれているところやネガティブな一面がでており、楽しく読ませて頂いた。

その後には、昔に出した書籍「社会人大学人見知り学部卒業見込」も読んだ。

TV「激レアさんを連れてきた」をみるようになった。

当時は意識していなかったがしっかり「はまって」いた。

2018年に発売された「ナナメの夕暮れ」はすぐに買った。気持ちよく読むためにわざわざ星野珈琲にいった。

人見知りは治ってきたとのことだが、それでも充分、若林を感じることができた。

読んでいて気付いたのは、共感ができることがことが非常に多いのだ。だから面白く感じるのかもしれない。自分のなかで、もやもやっと感じていたことが言語化されてでてくる。それは自分のみたくない一面なのかもしれないが、ユニークな表現をされているため不快に感じない。

僕は付き合ったことある女性はかなり少ない。昔は、苦手意識はあったが今はそれほどでもない。それでもなかなか彼女ができない、ということは女性との距離の詰め方が下手なのだろう。だからなのか、それが原因なのかわからないが男だけでバカをやっていたほうが楽しい。

「男だけでバカをやっていたほうが楽しい。」

このように書くと、ボキャブラリーの少なさを感じてしまう。

それを「ナナメの夕暮れ」の中では

『美人を見ているだけで心が洗われるのは分かるけれど、「一瞬にしてこの世の価値を無化する生産性ゼロの男同士の悪ふざけ」よりも楽しいものなのだろうか?』

この一文だ。ここにセンスを感じるし、憧れる。この一文に出会うためだけにもこの本を

を読んだ価値はあった。

 

遅れてきたリトル・トゥース

どちらかというと、オードリーではなく、若林にはまっていた。

春日は春日で好きだ。あのメンタルの強さは憧れるし、スター性がある。

その割にはオードリーの漫才をみたことなかったな、というのがきっかけ。

ここ1,2ヶ月でオードリーの漫才を見まくった。面白い。ネタももちろんそうだが、お互いのキャラがたってきてので、何をやっても面白くなってしまうのだ。ここまでくるとずるささえ感じてしまうくらい。

他にも若林のラップの才能。新たな一面に気づき、よりはまった。

youtubeにあがっているのをあらかた見終わって、ラジオのオールナイトニッポンの昔のを聞き始めた。ラジオ自体ほとんどきいたことはなかったが。

きいてみよう、と思ったのはオードリーにはまっていると言うのと、もう一つ。ダイソーで発売された防水スピーカーだ。たった600円で防水且つBlueトゥース!で接続できるなんて。

はじめは風呂場で音楽をかけていた。

そうだ。どうせ、映像みれないんだし、ラジオでもいいか。

で、聞き始めたのがオードリーのラジオ。

ラジオなんてどんなもんだろうかと半信半疑であったが、オードリーのラジオが人気であるのがよくわかった。

先日は、自転車で遠出をして、オードリーのラジオを聴きながら走っていたのだが、恥ずかしながら声をだして笑ってしまった。(まわりに人いないでよかったー)

 

僕は旅が好きだから、紀行文を読むのが好きだ。そこから若林に興味をもって、オードリーにはまっていき、見事にリトル・トゥースになろうとしている。

旅がぼくをリトル・トゥースにさせてくれた。

サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路を歩く ~歩く、食べる、寝る~

サンティアゴ巡礼路には様々なルートがある。その中でぼくは

フランス人の道(Camino Francés)

 を歩くことにした。

この道にした理由としては、

・最もポピュラー

・見所も多い

からだ。

最もポピュラーだから、というのは横並び的な感じがして嫌だが、それだけ人気があるからだろう。その人気の理由としても、歴史的な見どころがたくさんあるため。また宿泊所や道路等もしっかり整備されているとのこと。

中世の巡礼者よろしく苦行のように歩くのもありだが、まだそこまではベテランではない。せっかく行くのだから道中を楽しみたい。

 

フランス人の道を歩くぜ!

と、決めたが、『歩く』ってなに?どうやって?ポン、っていって急に歩けるもの?

 

サンティアゴ巡礼路の歩き方 フランス人の道 

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コロナな夏休み

ころなななつやすみ。

図らずも、「な」が3つも続いた。

 

何もしなかった。

コロナ

毎年、この夏休みの時期は海外旅行にいっている。

基本的には安定のバリ島に一人でいくが、去年はミャンマーに友人5人といった。

「5人」て多いよ!

とか、思ったけど、おじさん旅行はとても楽しかった。何を話したかは何も覚えてないけど、楽しかったことだけ記憶に残ってる。また、いきたいな。

 

今年はコロナの再拡大もあり、悩んだだがずっと自粛することにした。

直前まで旅行は検討した。

離島に行きたかったが、病院がないようなところにいくのはやめよう、となり、伊豆あたりに行こうと計画した。しかし、それも急な感染者増大により中止とかじをきることになった。

そこで一人の先輩は

「いやー、でもみんな行ってるからいいんじゃん。俺のまわりけっこう行ってるよ。」

驚きをうけた。

比較的、僕は親と同居ということもあり真面目に自粛している。外食も控えている。

そんな僕にとって

「まわりの人けっこう行ってるよ。」

は、驚いた。もちろんTVでは旅行に行ってる人や、いろいろなところでレジャーを楽しく人々をみたりする。でも、それはどこか空想的な感じがしていた。

ふん、そんな何も考えす行動する人なんているのかね。

それが友人の友人とはいえ、身近にもいたのだ。

当然といえば当然か。

そして、みんな行ってるんだから「俺たちもいっていいじゃん」という理論。

これが世間一般の考えなのかもしれない。

僕はこの一週間、だいぶ自粛していた。

オープンカフェに2,3回と近くの海(海水浴場ではない)にチャリでいったくらい。

何もしなかった、何もできなかった。

だからかもしれない。

外で能天気に遊んでいる人を

「こいつら何も考えてねえな。」

と罵倒する反面、心のどこかでは羨ましいと思ってしまっているのだ。

いや、羨ましいという気持ちを隠すために、真面目に自粛してしまった自分を正当化するために、自粛しなかった人たちを攻撃してしまった。これでは、ネットで誹謗中傷している人たちと何もかわらない。

外で遊んでいる人たちのおかげで経済がなんとかギリギリでまわっている、という面もある。いいところを探そうよ。

何もせず、のんびり過ごせた夏休みも悪くなかったけど、少しもやもやっとした夏休みだった。

 

 

やっぱり人なんだな。

自粛生活とテレワークが始まり4か月。

こうして仕事があって給料をもらえているだけでありがたい。

仕事も、コミュケーション不足によるやりにくさは多少あるが、大きな問題ではない。

今後もしばらくはテレワークが続きそうだ。コロナが収まってもこのままでいいんじゃない、という声もある。

確かにその通りかもしれない。

満員電車のらなくていいし、無駄な人付き合いもないし。

世間一般もそんな感じだろう。

しかし、僕は何か物足りなさを感じてしまっている。

テレワークは仕事がはかどるが、それだけだ。

何も生まれない。

日々の無駄な会話や雑音の中にこそ、楽しさがあるのではないか。

そうなんだ。

僕は旧来型の人間なんだ。

会社の無駄な飲み会が好きなんだ。

帰りがけに思いつきで、飲みにいくのが好きなんだ。

仕事の合間の雑談が楽しいのだ。

人と面と向かって何かをするのが楽しいのだ。

 

これも、テレワークが嫌なのではなくただ自粛だから出かけられないからテレワークが向いてないと感じてしまっているだけかもしれないが。

 

そしてこの気持ちからそもそもこの仕事を楽しめているのだろうか、と考えてもしまった。嫌いじゃないと思っていた。むしろ、楽しくやっていた。

めんどくさい人間関係もお客さんに怒られて胃が痛くなるのも含めて。

しかし、テレワークがぼくを変えた。

この仕事が好きならそもそも、テレワークでも楽しいはずだ。仕事にのめりこめるはずだ。なのに、熱くなれない。悔しい。

これは僕の天職じゃないのかもしれない。

もっと人の生き方に関係できるような何かを。

aftetコロナ。

コロナで時代が変わるかもしれないし、変わろうとしている。

そして、僕もコロナとともに変わろうとしているのかもしれない。

できることから一歩づつ。